皆さん、こんにちは。
コロナウイルスも少し落ち着き、徐々に色々なことが緩和されつつありますが、東京などで第二波が起きているためまだまだ油断ができませんね。
今回は面会制限が行われていた中での出来事を紹介します。
入居されている97歳のT様、これまで元気に過ごされていましたが、食事形態が変わったころから表情も暗くなり、活気もなくなり、言葉を発することも少なくなってきました。
6月には血液中の酸素量が急に減り、在宅酸素も導入され、皆心配をしていました。
ある日、T様の状態悪化の知らせを聞いたご家族様が、遠方からはるばる面会に来られました。
コロナウイルスの感染予防のため面会を控えてもらっている中で、とっさに機転を利かした職員が、居室の窓越しでの面会を提案して面会ができるようになりました。
窓の外から手を振られるご家族様に応えるかのようにT様も手を振られました。その瞬間、感動された娘さんは嬉しそうに涙ぐまれたのです。
「家族の絆」、「家族の愛」に触れ、本当に素晴らしいなと感じた光景でした。
その後、T様は少しずつ回復されて元気も出てきました。私たちも一安心しました。
ご家族様の代わりはできませんが、これからも入居者様のお世話を微力ではありますが、一所懸命頑張っていきたいと、気持ちを新たにしたところです。
(GHうわばら 介護職員A)