コロナウイルスの感染が拡大していたため、美容師さんに来てもらい散髪をしてもらっていましたが、長い間中止となっていました。
入所者さんの髪は伸びています。入所者さんからは、
「散髪いつかいね?」
「伸びたねー」
「ちょっと切ってくれんで?」
などの声も聞くようになっていましたが、流石に私たちで散髪するのは・・・と思っていました。
しかし、あまりにも伸びていたので毛先を揃えたり前髪を切ったりを職員でしていました。
切り終えて鏡を見ると
「ありがとう」
「さっぱりした」
「いくら払えばいい?」
などと笑顔でご自身の髪を触りながら言ってもらえると私達も笑顔になり嬉しい気持ちになりました。
4月の後半から久しぶりに美容師さんに来ていただき、少人数ずつでしたが、散髪していただきました。
プロの腕は全然違います!私たちでは少し揃えるだけでしたが、綺麗サッパリしました。久しぶりにサッパリとした姿を見て職員からも歓声が上がるほどでした。
その日に散髪が出来なかった方も「次は私もしてね」と言い次を楽しみにしていました。
その後もまだ感染者は減っていませんが、広い場所で窓を開けて消毒など感染対策を行いながら少人数ずつ数か月に1回散髪をしています。
男性の方で髪が短い方は、男性職員がバリカンで散髪できますが、女性の方は何歳になってもオシャレな方は髪を気にされています。
また散髪が中止にならないよう少しずつでもコロナが終息していくよう願います。
(おくらの里 介護職員M)