みなさん、こんにちは。
早いもので6月を迎え1年の折り返しの月となりました。
先月の出来事をブログで紹介したいと思います。デイサービスセンターでは毎年5月に遠方行事を実施しています。
遠方行事とは、デイサービスの利用者様を対象に行ってみたい場所の希望や意見を参考に1日がかりで外出をします。しかし、たくさんの利用者様がいますので、1箇所、1回ではご希望に添いきれないため、3回に分けて実施しています。
今年の行先はというと・・・
・新居浜市近郊(ショッピングモールで外食、お買い物)5/15実施
・松山方面(石手寺、道後ハイカラ通り散策組)5/22実施
・徳島方面(祖谷、大歩危小歩危かずら橋組)5/29実施
さて、私はというと、5/22の石手寺、道後方面の皆さんとご一緒しました。
利用者様との外出行事は遠近問わず、普段と違う皆さんの一面を伺うことができ、毎年楽しく貴重な時間を頂いています。
最初に訪れた第51番札所石手寺では、不調法な私に参加者の皆さんが参拝の作法を教えてくださったり、一緒に大きな釣鐘を力の限り打たせてもらったりしながらも、皆さんの無病息災を一緒に祈念いたしました。
昼食は道後の数寄屋風ホテルにてランチをいただき、参加者の皆さんと乾杯をし、楽しくランチタイムを過ごしました。
さすが観光地、丁寧な接客、いわゆる「おもてなし」の心には感心させられました。同じサービスでも、建物の設えや手入れの行き届いた坪庭のところどころに、また、声掛けや、身だしなみ、身のこなし方の一つ一つに相手を思いやる心使いが込もると、感じ入るものですよね。私たち介護に携わる者も常に心掛けねばと感心しました。
少し昼食に時間をとりすぎたため、道後ハイカラ通りの散策はかなり駆け足でしたが、しっかりと足湯も体験していただきました。
振り返ってみますと、出発の数日前より指折り数えて参加日を確認し合う利用者様の姿や、出発当日の朝、お迎えに行くと、普段着よりお洒落な衣装に身を包まれ、気合の入った利用者様の姿がありました。道中での何気ない会話にしても目的地なくしては味わえない貴重な思い出をいただきました。どこでどう過ごすにしても『誰かに楽しんでもらおう、喜んでもらいたい。』と思える時間を持てることは素晴らしいということを再確認しました。
皆さんの思い出の1ページに今回の行事が楽しく残ってくれたら幸いです。
(おくらの里 デイサービス 生活相談員T)